囲い無き世は一期の月影

手にした紅葉もみじ
いつもいつの間にか飛んでった
世は徒然つれづれ 退屈なを閉じた

憂いし空には朧月
囲い無き夢はつつがなし

光陰 承允 時は流れて
もう一回等 狡はなし
遠い向こうに明けゆく空は
千年前のまま

手にした紅葉もみじ
いつもいつの間にか飛んでった
世は徒然つれづれ 退屈なを閉じた

満月の夜には唄謡い
泡沫うたかたの宴つつがなし

光陰 承允 時は流れど
万年新造に嘘はなし
案にたがいし物事ぶつじの影は
千年前のまま

手にした紅葉もみじ
いつもいつの間にか飛んでった
『もういいかい?』
閉じていたを開けた

手にした紅葉もみじ
いつもいつの間にか飛んでった
世は徒然つれづれ 退屈なを閉じた

手にした紅葉もみじ
いつもいつの間にか飛んでった
『もういいかい?』
閉じていたを開けた