三千世界
過去の
見守る君が笑う
三千世界
手を取り合うことなどは
頂に着くためには不要と
天に輝く
過信した魂はいつか
全身を知らぬ孤独で震わす
地を見下ろし
強さを叫び
身に纏った誇りを
けれど僅かな虚しさ
半端な自信
己の小ささ知る
三千世界
両手を天に掲げた
無責任な無限を身に浴びた
届かぬゆえに美を
小さな僕がいた
答えなど分かりきっていた
ここにいる
それを
気高き空 高らかに
弱さを叫び
身に纏った誇りを
捨ててしまおう
欲を認め
裸になれば
みんな同じ眺めさ
三千世界
僕らは既に持っていたんだ
「言葉」ならば胸の奥
それがすべてさ
気高き空 高らかに
弱さを叫び
身に纏った誇りを
捨ててしまおう
欲を認め
裸になれば
みんな同じ眺めさ
三千世界
どうか君よ 泣かないで
この身朽ちても 魂はここにある
三千世界