三千世界
Shinonome Akebono(讨论 | 贡献)2022年5月9日 (一) 01:00的版本
過去の
見守る君が笑う
三千世界
手を取り合うことなどは
頂に着くためには不要と
天に輝く
過信した魂はいつか
全身を知らぬ孤独で震わす
地を見下ろし
強さを叫び
身に纏った誇りを
けれど僅かな虚しさ
半端な自信
己の小ささ知る
三千世界
両手を天に掲げた
無責任な無限を身に浴びた
届かぬゆえに美を
小さな僕がいた
答えなど分かりきっていた
ここにいる
それを
気高き空 高らかに
弱さを叫び
身に纏った誇りを
捨ててしまおう
欲を認め
裸になれば
みんな同じ眺めさ
三千世界
僕らは既に持っていたんだ
「言葉」ならば胸の奥
それがすべてさ
気高き空 高らかに
弱さを叫び
身に纏った誇りを
捨ててしまおう
欲を認め
裸になれば
みんな同じ眺めさ
三千世界
どうか君よ 泣かないで
この身朽ちても 魂はここにある
三千世界